京みず菜
■ 京みず菜のこだわり
 サラダにも使われるようになった京みず菜。その名のとおり「水」がこだわりです。品質の高い京みず菜を作るにはかん水に神経を使わなければなりません。また、そのかん水技術を支える土づくりが大切で、良質の堆肥を施用し、施肥にも気を使います。病害虫防除には太陽熱消毒や被覆資材などを使い、環境にやさしい技術を用いています。
    京みず菜のものがたり
天和3年(1683年)の「常憲院殿実記」に栽培の記録があるが、それ以前から京都を中心に各地で栽培されていたと考えられる。京菜とも呼ばれる。露地栽培では、8月下旬〜9月中旬には種し、10月〜翌3月頃まで収穫する。
<特徴・用途>
刻みの深い切れ葉を有し、強健で分けつ力に富み、葉数600〜700枚、4kgを超えるものもある。最近は、新しい商品スタイルとして、1〜3ヶ月で収穫する小束(200g)が中心となっている。また、ハウス栽培による周年出荷が増加している。どんな素材とも良く合い、やわらかく、シャキシャキとした歯ざわりで、肉の臭みを消す働きがあることから京都では鯨と炊き合わせた「ハリハリ鍋」が有名。鍋物の定番で、朝漬けにも利用する。
       
   
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