えびいも
■ えびいものこだわり
 えびいもはその名のとおり縞模様があってえびのように曲がっています。食感は粘り気があり高い風味が特徴です。この姿と味の良さがこだわりとなっています。この様な姿に育てあげるには、まだえびいもの葉が小さい炎天下の盛夏から何度も重い土を株元に積み上げます。その、タイミングと土の量がこだわりなのです。そして芋を大きくするために、親芋の葉を時期や大きさに合わせて外していきます。その時期や外す枚数もこだわりです。
    えびいものものがたり
安永年間(1772〜1781年)に現在の「いもぼう」(東山区祇園平野家)の祖先平野権太夫が、仕えていた青蓮院宮が長崎の土産に持ち帰った里芋の種を栽培したところ、大型で良質の芋ができ、その形が海老に似ていたことから「えびいも」と名付けられたと言われている。4月中下旬に60〜100gの種芋を植え、、土寄せ等の管理を行い、10月上旬〜11月中旬に収穫する。
<特徴・用途>
里芋の子芋のうち、重さ200〜300gのえび状のもので、肉質は粉質であるが、粘り気に富み、よくしまり、風味も極めて優良である。茎は赤く、ずいきとして食べられる。京都の郷土料理「いもぼう」は、棒だらの甘辛煮とえびいもを一緒に煮つけたものである。
       
   
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