賀茂なす
■ 賀茂なすのこだわり
 黒く艶のある丸い賀茂なす。普通の長なすより甘味の強い賀茂なす。京都特有の夏の蒸し暑さが優れた品質を生み出します。そして、この品質は京都で昔から栽培されている種子を使ってこそ、お届けできるのです。ブランド産品の賀茂なすは京都府農業総合研究所で維持保存されてきた種子を原種にして今でもその味を守り続けています。
 梅雨明け後のうね間かん水と果数や葉の残し方もこだわりです。せっかくの艶がぼけないように、甘みが薄れないように栽培しています。
    賀茂なすのものがたり
京都市北区上賀茂、西賀茂とその付近を特産地としてきたが、起源は明らかでなく、貞亨元年(1684年)刊行の「雍州府志」に賀茂なすと想像される記憶がある。露地栽培では、1月下旬には種し、4月中旬〜5月上中旬に定植、6月〜9月にかけて収穫する。
<特徴・用途>
果実は正円形で肉質は良くしまり、光沢ある紫色をした大果(12〜15cm)の晩生種であり、へたは他のなすと異なり、三片からなる「3へた」となるものが多い。葉や茎、果実のへたに鋭い刺がある。主に煮食用に重視され、輪切りにして「田楽」にするとおいしい。
       
   
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