鹿ケ谷かぼちゃ
■ 鹿ケ谷かぼちゃのこだわり
 鹿ヶ谷かぼちゃはひょうたん型のかぼちゃで、果皮のでこぼこしたものが昔ながらの形を残していると言われています。これは京都で昔から栽培されている種子を使ってこそお届けできる品質です。京都府農業総合研究所で維持保存されてきた種子を原種にして今でもその形を守り続けています。
    鹿ケ谷かぼちゃのものがたり
文化年間(1804〜1818)に山城国粟田村(現在の京都市東山区粟田口)の1農夫が、奥州津軽からかぼちゃの種子をもらい、これを愛宕郡鹿ケ谷村(現在の左京区鹿ケ谷)の農夫に分け与え、栽培されたのが始まりとされている。最初は普通の菊座形のものであったが、栽培するうちにひょうたん形となり鹿ケ谷中心に栽培が普及した。栽培は、3月上旬に播種し、4月上旬〜5月上旬に定植、7月上旬〜8月中旬に収穫する。
<特徴・用途>
赤系晩生種で高さ20cm、重さ2〜3kg程度となる。深緑色の果実の表面には、大小の数多くの瘤があり、熱すと白い粉がふき、地色は淡い柿色に変色する。味は淡白である。その形のおもしろさから装飾用にも用いられる。
       
   
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