聖護院だいこん
■ 聖護院だいこんのこだわり
 聖護院だいこんは、煮物に向いた大きな丸だいこんです。中耕、土寄せ作業にこだわりがあります。中耕、土寄せ作業とは聖護院だいこんがまだ小さいとき、聖護院だいこんの横の土壌をクワで砕き、だいこんの方へ土を寄せます。こうすることによりだいこんに空気が届き、肩にかけた土はだいこんの肌を綺麗にします。この作業のタイミングがこだわりなのです。
    聖護院だいこんのものがたり
文政年間(1818〜1830)に、愛宕郡聖護院(現在の左京区聖護院)に住む篤農家が尾張の国から黒谷の金戒光明寺に奉納された長だいこんをもらい受け、採種を続けるうちに丸形の固定した品種が育成されたのが始まりと言われれいる。8月〜9月には種し、年内に1〜2.5kgのものを収穫する。
<特徴・用途>
地表に出ている部分は淡緑色を呈している。煮崩れしにくく、また、甘くて苦みが少ないので、主に煮物用に利用される。
       
   
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